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三井住友建設など、ベトナム最長の橋受注 360億円で
2014/02/13
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三井住友建設はベトナム北部で同国最長となる橋梁を受注した

三井住友建設はベトナム北部で同国最長となる橋梁を受注した。北部で建設中の大型港「ラックフェン国際港」へつながる橋で、全長は約5.4キロメートル。地元の建設会社2社と共同企業体(JV)を組んで周辺道路も整備する。JV全体の受注額は約360億円で、このうち三井住友建設の請け負い分は240億円程度となる。同社はベトナムでの豊富な橋梁の建設実績があり、今回の大型受注に結びついた。

 現地政府による物流インフラの整備計画の一部。国際港から首都ハノイに向かう道路に接続する橋で、海中に約80本の橋脚を設ける。橋脚のほか車が通る橋桁は、海風で内部の鉄筋がさびないようコンクリートの表面を緻密に仕上げる。近く着工し、2017年2月の完成を目指す。三井住友建設は橋梁の建設では国内外約4400本の実績がある。

    

 道路や鉄道など社会インフラの整備が進む東南アジアで、日本のゼネコン(総合建設会社)が事業拡大を急いでいる。大林組や清水建設はインドネシアで高速鉄道の整備、五洋建設はシンガポールで地下鉄工事を手がけている。

日本経済新聞2014年2月13日により

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